大塚耕平参議院議員の注目発言

「過去においては、皇位は家族のものではなく原則通りに継承されることに深い意味がありました」
2019年12月19日の講演における大塚耕平参議院議員(国民民主党 代表代行・参議院会長)の発言です。

この認識、捉えは非常に重いもので、今後の皇統・皇位継承議論においてはこの面の吟味・追求こそがあるべき本義を見出していく鍵になるものと捉えます。
大塚議員には、この面でのナビゲート、議論の枠組みの提起を期待します。

「加陳時計」さんのYoutubeより リンク紹介

一方、旧宮家子孫からの皇籍への組み入れ・宮家設立に関しては、昭和天皇の長女が嫁いだ繋がりをして東久邇家を殊更に強調する発言も見られました。
これは、「皇位は家族のものではなく」という話の趣旨と矛盾するものであり、昭和天皇家族の繋がりを従来の皇位継承順(神武一系の正統)を超えて優先する考えとなります。
昭和家族による皇位・皇族身分の私物化と見られかねない論法であり、そうした形で「女系」(母親由来)の繋がりを優先・是認するのならば、今、直接的に時の天皇の娘を重視しても良いではないかと、直系継承(女性・女系継承)の正当化にも繋がる論となります。

やはり、天皇・皇位継承を論ずる上では、基本となる王位皇位の世襲方法分類:直系継承と一系継承の文化的相違は踏まえておかなければならないものであり、この面での議論の前提整理、底上げが必要と考えます。

王位皇位の世襲方法分類 直系か一系か

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