【Youtube】 小中学生のための天皇・皇位継承論 2 質問主意書1-3

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皇位継承議論の土台を高める意味での政府への質問
1 旧宮家皇族の継承順位
2 旧宮家皇族の即位も含まれる憲法2条「世襲」規定
3 五世孫以遠・600年離れ・血筋順飛ばしも問題なし

首相官邸のご意見募集フォーム(首相官邸に対するご意見・ご感想)
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

政府への質問主意書

皇統・皇位継承議論の土台を高める意味での政府の役割

政府への質問主意書

◆男系で繋がれば良いのか
◆旧宮家の皇族の即位が含まれた概念が現行憲法2条における「世襲」の規定

本来質問主意書は国会議員が議院を通じて政府に見解を質すものとなりますが、国民代表:選挙区代表の国会議員が必ずしも国民・地元有権者と意識を同じくして政府の見解を質したり質問主意書を提出して確認したりと機能するわけではありませんので、国民の立場で首相官邸へのご意見募集フォームを活用して直接政府、内閣官房、首相官邸に政府見解を尋ねる方法もあってよいものと思います。

本日、2020年1月27日に私がご意見募集フォームを利用して送った質問を以下に紹介します。
皇位継承に関する国民議論の土台を高める意味で、政府として議論の前提をあらためて整理し提示することが有効であり、それに期待するという趣旨です。

みなさんの方でも独自に、あるいは私の質問等を参考にしつつ(質問を抜粋したり、文言を変えたり、追加したり等々)首相官邸への質問、政府見解の公表を求める意見を送ってみてください。
有意義な国民議論に向けて政府の意識を喚起していくことは非常に重要に思います。

ご意見募集(首相官邸に対するご意見・ご感想)
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

* *

質問主意書  国民から寄せられた質問に政府としての見解を表明する形で広く示してもらいたく

1 昭和22年に皇籍離脱した際の11の旧宮家における皇位継承者の継承順をあらためて明示されたい
(7位から31位まで25名かと)

2 憲法2条における「世襲」の規定は、旧宮家の男性皇族の即位が含まれる概念であるとの政府見解をあらためて明示されたい
(昭和21年 憲法公布 → 昭和22年 旧宮家皇籍離脱
旧宮家皇族に継承順がついている状態で憲法2条:世襲規定が運用されている)

3 五世孫以遠で、現在の皇統・天皇の血筋とは600年以上も離れている血筋で、時の天皇家系の血筋の近い者を臣籍に降下させつつより遠い者を皇族として残してきた宮家による、血筋の順番を超えてより遠い血筋の継承者が即位することも含めて憲法2条における「世襲」の規定は是としている点に関して、政府見解をあらためて明示されたい

4 現在の右の政府見解に関して「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある」、単に男系で繋がれば良いとの誤解を招きかねない文言・表現と捉えるがそうした意図によるものか

現行の法制:皇室典範においては、(女系天皇以前に)男系女子の女性天皇は排除され、男系皇族の養子も禁止されていて、男系で繋がれば良いという継承方法ではない枠組みとなっているものの上記政府見解ではこの点が盛り込まれていないが、現行の枠組みを崩してよいという意図での男系継承限定的な踏襲表現・文言か

そうでないとするならあらためて言葉を補いより正確に表現し、以下の形などで政府見解をまとめることが重要と考えるが、政府としてはいかが捉えるか
「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重み、そして過去の教訓も踏まえつつ皇位を預かりものと捉える形で継承の質を高めてきた歴史の重みなどを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある」

5 天皇・皇族における差別問題 憲法14条との整合性に関し
天皇・皇室における差別を考えるならば、男女差別:皇室内での限定された差別(差別対象は皇族として生まれた女性で現状では内親王・女王の6名)よりも、天皇・皇族と一般国民における身分・門地差別(差別対象は1億人以上の全国民)こそが本質的な差別問題であり、この面で差別とならないように高められてきたのが一系継承=利権世襲:独占世襲ではない預かりものとしての世襲:天皇が自由にわが子に継承させられない世襲と捉えるが、あらためて政府見解を明示されたい

6 上記5とも絡み、日本の皇位継承の特徴、利権世襲ではない点を分かりやすく伝える意味では、天皇の娘だけでなく天皇の長男・一人息子でも一生皇位を継げないことがあるという事例の紹介が有効と考えるが、このケースに関して政府見解を明らかにされたい
(天皇の長男でも天皇になれない妊娠時崩御 家督・相続物でない証左
https://kouikeishou.jp/20191104-396/ )

7 そもそも継承議論の前提となる基本「王位皇位の世襲方法分類」が十分に国民に周知されていない状況と考えるが、この点に関してあらためて分類と文化的な相違について政府の見解を明らかにされたい
(王位皇位の世襲方法分類 直系か一系か
https://kouikeishou.jp/20191025-26/ )

皇位継承問題に関しては2005年に朝日新聞にて取材・掲載の経緯があります。
「朝日新聞」2005.10.28
三者三論 ~ 女性天皇どう考える 現制度の方が皇室安定
http://nagane.kimono.gr.jp/hideki/messages/28_title_msg.html

【参考】
皇統・皇位継承議論の土台を高める意味での政府の役割
https://kouikeishou.jp/20200115-847/

Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=GBObl77ZQE0
小中学生のための天皇・皇位継承論  1 前半
・小中学生への期待 裸の王様を言うのは子供
・基本と応用、基本が大切
・基本1 王位・皇位の世襲方法分類 直系継承/一系継承
・基本2 王皇制の危険性・リスク 王統断絶・国王処刑・恐怖政治
・基本を踏まえての日本の皇位継承
・皇位は預かりもの 皇位の私物化は許されない 君民共治 シラス

https://www.youtube.com/watch?v=_A9QWyjEE50
小中学生のための天皇・皇位継承論 1 後半
・継体天皇 手白香皇女
・推古天皇 蘇我馬子
・光格天皇 後桜町天皇
・明治の皇室典範 高度な昇華
・憲法1条 象徴 国民の総意に基く
・憲法2条 世襲 皇室典範
・旧宮家子孫から皇籍に組み入れ・宮家設立

* * *

上記質問の趣旨に関しては以下の投稿で説明しています。

皇統・皇位継承議論の土台を高める意味での政府の役割

皇統・皇位継承議論の土台を高める意味での政府の役割

◆男女差別以上の根本的な天皇・皇族における差別問題は身分・門地差別(全国民が差別対象)であり、これと根本的に矛盾しないのが利権世襲・独占世襲ではなく預かり世襲・非独占世襲(皇位を私物化・一家利権化せず傍系他家へ渡す)である一系継承
◆憲法2条における「世襲」は旧宮家皇族による即位=五世孫以遠で時の天皇の系統から600年以上離れ天皇の近親皇族を臣籍に降下させつつも血筋順を飛ばして宮家・皇族として位置付けられてきた世襲親王家の流れをくむ皇族による継承も含まれた概念
◆男系継承が古来例外なく維持されてきただけではなく、更に高められてきているもので男系で繋がれば良いという継承方法ではない
など

皇統・皇位継承議論は2004年小泉有識者会議の頃から国民的な関心が高まり続いてきていますが、今あらためて議論の土台を高める意味で適切な形で政府見解を取りまとめて論点の整理を行うことが必要と考えます。

現行の憲法・法制の意味合い、正統性・正当性・妥当さを総合的・体系的に捉えて説明することは政府の大きな責任であり、官僚の役割認識・使命の自覚・高度な矜持に基づいて令和における再整理・統合的な説明がなされることを期待するところです。

政府は春の立皇嗣の礼以降に有識者会議等の設置も含めて皇統・皇位継承議論を本格化させる方針とのことですが、その人選・議論の前提としてもこうした現行法への総合的・体系的な理解が必須となると考えます。
有識者候補への事前のテスト、アンケート等の項目と位置付け人選の質を高めてもらいたいもので。
現代日本における「知」を象徴する会議として、国民議論をリードしてもらいたく。

1 政府見解の不十分さに関して

男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重み
などを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある

現在の皇位継承議論においては上記の政府見解が示されているところですが、間違いではないものの不十分であり誤解を招きミスリードとなり得る表現、見解であると捉えます。

・単に男系で繋がれば良い
との誤解を招きかねず皇統・皇位継承の捉えの水準を著しく低めることに繋がりかねません。

現行の法制:皇室典範においては、(女系天皇以前に)男系女子の女性天皇は排除され、男系皇族の養子も禁止されています。
そもそも皇統・皇位継承、一系継承は男系で繋がれば良いという継承方法ではありません。

王位皇位の世襲方法分類 直系か一系か

男系で繋がっても許されない継承とは何か

上記の政府見解ではこうした点が盛り込まれておらず、実際に現行法制:伝統の昇華を蔑ろにし後退させる論が広がっている面があります。
・女性と女系の違いが重要
・女系天皇はダメだが女性天皇は認めるべき
・旧宮家の子孫を養子として皇籍に入れたらよい
など。

あらためて言葉を補いより正確に表現し、以下の形などで政府見解をまとめることが重要と考えます。

男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重み
そして過去の教訓も踏まえつつ皇位を預かりものと捉える形で継承の質を高めてきた歴史の重み
などを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある

国民議論をミスリードすることなく、現行法制の意義も伝えつつ議論の流れを作っていくことが重要であり、政府の責任と考えます。

2 憲法2条における「世襲」規定に関して

・昭和22年に皇籍離脱した際の11の旧宮家における皇位継承者の継承順をあらためて明示すべき
(7位から31位まで25名の皇位継承者となっているはず)

・憲法2条における「世襲」の規定は、旧宮家の男性皇族:皇位継承者の即位が含まれる概念であるとの政府見解をあらためて明示すべき

日本国憲法は旧宮家の男子が皇位継承者として継承順を有する状態で公布・施行されていて、皇籍離脱はその後という時系列となっています。
1946年(昭和21年)11月3日、日本国憲法公布
1947年(昭和22年)5月3日、日本国憲法施行
1947年(昭和22年)10月14日、いわゆる旧宮家(11宮家51名)が皇籍離脱

すなわち憲法2条における「世襲」は、世襲親王家由来の旧宮家の皇族の即位可能性がある中での運用であり、その即位も含めて世襲であると規定されているものと解されます。
ここで言う世襲親王家由来による継承・即位とは、
・いわゆる「五世孫」よりも離れた繋がりで
・時の天皇家系からは600年以上も離れた関係で
・時の天皇家系の血筋の近い者を臣籍に降下させつつ
・より遠い者を皇族として残してきた宮家による
・血筋の順番を超えてより遠い血筋の継承者が即位すること
を言うものとします。

すなわち、五世孫以遠で、現在の皇統・天皇の血筋とは600年以上も離れている血筋である旧宮家の皇位継承者が皇位を継承することを是としている概念が憲法2条における「世襲」の規定となります。
これは、血筋順を超えても男系女子ではなく男系男子による継承が世襲として位置付けられているという「優先感覚」が組み込まれている規定と解されるところであり、この面の政府見解をあらためて明示すべきと考えます。

憲法2条 「世襲」の意味

3 天皇・皇族における差別問題 憲法14条との整合性

天皇・皇室における差別を考えるならば、
・男女差別:皇室内での限定された差別
(差別対象は皇族として生まれた女性で現状では内親王・女王の6名)
よりも、
・天皇・皇族と一般国民における身分・門地差別
(差別対象は生まれたばかりの赤ちゃんも含めて1億人以上の全国民)
こそが本質的な差別問題であり、この面で差別とならないように高められてきたのが一系継承=利権世襲:独占世襲ではない預かりものとしての世襲:制限を受けつつの世襲(天皇が自由にわが子に継承させられない)となります。
あらためてこの面の政府見解を明示すべきと考えます。

そもそも日本の皇位・天皇の位置付けは西欧の王位皇位・王皇・貴族階級もあり等とは異なり、特権存在・利権存在、分捕りものの地位ではありません。
(イギリス清教徒革命においては、革命で当時の国王を処刑したリーダー:クロムウェルがイギリス議会から国王に就任するように要請された経緯
そうした王位、文化的な相違となります)
この点は、あらためて西欧王室における王統断絶・国王処刑・恐怖政治の歴史との対比で説明・公論の喚起が必要な点と考えます。

「民の奔流」の恐ろしさ 王統断絶・国王処刑の西欧歴史

そもそも国民との間で根本的な差別のない、特権存在とは異なる天皇の存在・位置付けは、「民のかまど」という形で憲法25条とも繋がっているところとなります。

日本国憲法 第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

天皇が特権階級・利権存在とならずに、国民から収奪しない「君民共治」「シラス」の国の在り様・国民との関係性だからこそ「民のかまど」が成り立つのであり、その根幹は皇位を預かりものとして一家で私物化しない=利権世襲・直系継承(娘継承)をしない一系継承となります。

そうした天皇の存在、位置付けだからこそ、憲法1条において「象徴」「国民の総意に基く」と規定されている形になります。
これらは全て一系継承:預かり世襲という形で繋がっているものとなります。

憲法1条の意味、重み

シラスと皇位継承 シラスが成り立つのは無私抑制の一系継承:傍系移行=天皇の国譲りによってこそ

また、日本の皇位継承の特徴、利権世襲ではない点を分かりやすく伝える意味では、天皇の娘だけでなく、天皇の長男・一人息子でも一生皇位を継げないことがある、という事例・シミュレートの紹介が有効になると考えます。

天皇の長男でも天皇になれない妊娠時崩御 家督・相続物でない証左

1、2、3の点を政府の立場で明らかにするならば、皇位継承に関する国民議論の土台は大きく高められ、議論は前進し高度化されより本質的・建設的な形で展開されるものと考えられます。

憲法2条の「世襲」の規定も含め、女性宮家・女性女系天皇=直系継承への転換ではなく、旧宮家の子孫からの選択的な皇籍への組み入れ・宮家設立(養子無用、婚姻無用、組み入れ当人に継承順を付与)が正統な、憲法尊重擁護義務に沿った進め方となります

* *

参考動画 Youtube

1/5 小中学生天皇・皇位継承論 基本1 世襲方法分類が重要
直系継承と一系継承の文化的な相違  28分程

・小中学生への期待 裸の王様を言うのは子供
・基本と応用、基本が大切
・基本1 王位・皇位の世襲方法分類 直系継承/一系継承

2/5 小中学生天皇・皇位継承論 基本2 王統断絶・処刑・恐怖政治
王皇制のリスク認識・皇統断絶の危機意識低い 20分程

・基本2 王皇制の危険性・リスク 王統断絶・国王処刑・恐怖政治

3/5 小中学生天皇・皇位継承論 傍系移行:原点回帰が天皇の存在意義=和の維持装置
君民共治 シラス 23分程

・基本を踏まえての日本の皇位継承
・皇位は預かりもの 皇位の私物化は許されない 君民共治 シラス

4/5 小中学生天皇・皇位継承論 検証比較される和崩しの継承
歴代継承例と皇室典範による高度化  33分程

・継体天皇 手白香皇女
・推古天皇 蘇我馬子
・光格天皇 後桜町天皇
・明治の皇室典範 高度な昇華

5/5 小中学生天皇・皇位継承論 憲法論:象徴・国民総意・世襲
歴史を踏まえた文化的普遍的な共通認識に基く  30分程

・憲法1条 象徴 国民の総意に基く
・憲法2条 世襲 皇室典範
・旧宮家子孫から皇籍に組み入れ・宮家設立

直系の誘惑 直系連続による和の心の崩れと時代状況の変遷

今は「直系の誘惑」という意味で極限的な状況であり、制度論的には起こるべくして起きている日本精神の崩れ・崩壊過程とも言えます。
皇統・皇位継承の歴史において、直系継承が連続で7回も続いている状況は、神話に繋がる初代から13代は別として2度目の特異状況となります。

直系での皇位継承が連続すること・傍系移行が何代も起こらないことは、制度論的には皇位の由来の捉え違い・近視眼を招きやすいという意味で危惧される状況となります。

前回の直系継承の7回連続は、102代後花園天皇から109代明正天皇まで(201年ほど)となります。
この際は譲位も頻繁で、106代から107代、つまりは4回目から5回目の連続においては父→息子の継承ではなく、息子の死亡により孫への一代飛ばしでの直系継承もありました。

現在は、119代光格天皇から126代今上天皇(徳仁天皇)まで、7回連続で父→息子の直系継承が連続している形(240年ほど)になります。
 119代光格天皇
→120代仁孝天皇
→121代孝明天皇
→122代明治天皇
→123代大正天皇
→124代昭和天皇
→125代平成の天皇
→126代今上天皇(徳仁天皇)

皇統・皇位継承、日本の歴史、社会・時代状況という意味では、傍系移行による皇位継承があると、「皇位は預かりもの」「皇位は時の天皇一家の私物・相続物ではない」「初代神武天皇の建国から和を預かっている」「和の由来が大切」という形で「和の原点回帰」が図られる形となります。
その後、二代目、三代目と直系継承(父→息子・孫)の継承が続くと、だんだん皇位を預かりものとして捉える意識、皇位の由来に関する意識が薄れ、直系:時の天皇一家の私物的な感覚が強まっていき、社会・時代状況という意味でも近視眼、過去・未来から現世を預かっているという意識が薄れていく状況、既得権層が固定化し民からの収奪が進んでいく状況、「民のかまど」「君民共治」「シラス」とは対極の世になっていくことが見込まれます。

もちろんのこと実際の歴史、国の状況においては、諸外国との関係や他の外部要因等も絡みますので一概に上記の流れになるとは限りませんが、制度論として見込まれる国民意識の変化、危惧という意味では、こうした捉えが必要になります。

■以下のようなイメージとなります
 傍系移行による皇位継承(=一代目) 和の原点回帰 長期視点
→二代目 まだ皇位の由来の捉え、預かりもの意識の感覚は強い
→三代目 傍系移行の余韻が残るとは言え直系の構造化も
→四代目 預かり意識薄れ 時の直系にまつわる既得構造が完成的
→五代目 時の直系にまつわる既得権層の固定化 預かり意識薄れ
→六代目 近視眼 直系の私物のような感覚に 危うい状況
→七代目 長過ぎる直系連続で由来意識無くなり私物化も 後水尾 平成
→八代目 和の崩れ 民のかまどの対極 預かりものの意味すら分からず

時の天皇に皇子が生まれ、次の直系継承者が決まることは、短期の視点、私の感覚ではお目出度いことですが、皇統・皇位継承における影響という意味ではリスクが増えることでもあります。
こうした客観的な意識、見方を持つことが日本人としては重要であり、こうした戒め感覚も含めて「国民の総意」=「国民の歴史を踏まえた文化的普遍的な共通認識」となります。

また本来、五代目、六代目を継いだ天皇における国民感化の最初の役割がこの面での注意喚起であり、「たまたま直系で五代、六代続いているが皇位は預かりものであってこの家系:直系&今の世を生きる国民の私物・相続物ではないのですよ」「皇位を預かりものとして捉える感覚、過去・未来、先人・子孫から現世を預かっているという意識が重要ですよ」「皇位継承のルールに基づいて、継承者がない時は傍系に皇位を移すことこそが重要で、時代の責任となります」という感化こそが重要となります。

天皇の即位在位に年齢制限はなく0歳でも即位する規定ですから、先人の積み重ねによって既に確立された確固たる枠組みがあるということになります。
普遍の和、時代を超えて共通する価値観を感化し、建国の由来、先人の積み重ねに国民の意識を向けさせるナビゲートこそが天皇の重要な役割、在位の役割となります。

正直、平成、令和は、この面において全く在位の役割が果たされていない状況であり、125代=連続6回目の平成においては、同じく連続6回目の後水尾同様の皇位の私物化、皇統破壊=憲法違反の譲位がなされ、直系継承化の目論見により国政が長期で停滞している状況、子供たちの給食に如実に表れるように「民のかまど」の対極の和の崩れとなっている状況となります。

今の皇位継承問題、日本における和の乱れ・崩れは、GHQのせいなどでは全くなく、ひとえに日本人自身(天皇と日本国民)の問題となります。

女性天皇(現行法制に反する)に8割以上が賛成の現状は天皇が本来の役割を果たしてこなかった何よりの証左

日本国憲法第99条においては、天皇と摂政を明示して憲法尊重擁護義務を課しています。

日本国憲法 第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

摂政(殿下)以上の存在・影響力となる上皇陛下に関して、その存在、憲法尊重擁護義務の明示はありません。
憲法尊重擁護義務を課されない形で上皇陛下が存在出来る、してよいというのは、憲法違反というだけでなく、「憲法の枠外にあって憲法に制限されずに自由に出来る存在をつくらない」という立憲主義の根本原則に反するものとなります。

明日、令和二年の正月2日、一般参賀に、平成の天皇が「上皇陛下」として出席するとのことですが、憲法違反者、立憲主義の破壊者としてどの顔で登場するものか。
既に「テレビに映ったらチャンネルを替える」と言われる存在になっているところですが、今の世で検証視線、批判が表面化しなくても、後世必ずこの映像=証拠と共に戒めの対象となるところと捉えます。

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3/5 小中学生天皇・皇位継承論 傍系移行:原点回帰が天皇の存在意義=和の維持装置
 君民共治 シラス
・基本を踏まえての日本の皇位継承
・皇位は預かりもの 皇位の私物化は許されない 君民共治 シラス

5本に分割【Youtube】小中学生のための天皇・皇位継承論 1

「小中学生のための天皇・皇位継承論  1 」の「前半」72分程、「後半」63分程を、20分から30分程度の5本に分割して Youtube に追加登録しました。

中身の濃い動画となりますので、やはり長時間の連続視聴は疲れる面もあり。
一本単位を長くても30分程度に抑えることで集中力を持続した形でご覧いただけるよう、長時間版もありますのでお好みに応じて選んでいただけるようにとの意図です。

1/5 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 前半1(5分割の1) 28分程
・小中学生への期待 裸の王様を言うのは子供
・基本と応用、基本が大切
・基本1 王位・皇位の世襲方法分類 直系継承/一系継承

2/5 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 前半2(5分割の2) 20分程
・基本2 王皇制の危険性・リスク 王統断絶・国王処刑・恐怖政治

3/5 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 前半3(5分割の3) 23分程
・基本を踏まえての日本の皇位継承
・皇位は預かりもの 皇位の私物化は許されない 君民共治 シラス

4/5 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 後半1(5分割の4) 33分程
・継体天皇 手白香皇女
・推古天皇 蘇我馬子
・光格天皇 後桜町天皇
・明治の皇室典範 高度な昇華

5/5 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 後半2(5分割の5) 30分程
・憲法1条 象徴 国民の総意に基く
・憲法2条 世襲 皇室典範
・旧宮家子孫から皇籍に組み入れ・宮家設立

※5/5の終盤
「国民の総意に基く」を国会の議決・数の概念で考えるとすれば、の説明における2回の参院選は、半数の改選+半数の改選の趣旨です。
ナレーションでは、最初の選挙に関して「“過”半数の改選」と口が滑った形になっています。

全ての議員が最初の議決の後に選挙の判断を受けた上で、尚2/3以上で可決の場合という重みのある議決規定と比較するような形でなければ、憲法の第一条で「国民の総意に基く」と規定している重要性とは対比出来ない、との趣旨です。

【Youtube】 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 後半

「小中学生のための天皇・皇位継承論  1  後半」を Youtube に登録しました。
大人も含めてご覧いただければ幸いです。

1時2分ほどのスライド(文字、絵)動画です。

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・継体天皇 手白香皇女
・推古天皇 蘇我馬子
・光格天皇 後桜町天皇
・明治の皇室典範 高度な昇華
・憲法1条 象徴 国民の総意に基く
・憲法2条 世襲=旧宮家即位含む 皇室典範
・旧宮家子孫から皇籍に組み入れ・宮家設立

*

※終盤
「国民の総意に基く」を国会の議決・数の概念で考えるとすれば、の説明における2回の参院選は、半数の改選+半数の改選の趣旨です。
ナレーションでは、最初の選挙に関して「“過”半数の改選」と口が滑った形になっています。

全ての議員が最初の議決の後に選挙の判断を受けた上で、尚2/3以上で可決の場合という重みのある議決規定と比較するような形でなければ、憲法の第一条で「国民の総意に基く」と規定している重要性とは対比出来ない、との趣旨です。

大塚耕平参議院議員の注目発言

「過去においては、皇位は家族のものではなく原則通りに継承されることに深い意味がありました」
2019年12月19日の講演における大塚耕平参議院議員(国民民主党 代表代行・参議院会長)の発言です。

この認識、捉えは非常に重いもので、今後の皇統・皇位継承議論においてはこの面の吟味・追求こそがあるべき本義を見出していく鍵になるものと捉えます。
大塚議員には、この面でのナビゲート、議論の枠組みの提起を期待します。

「加陳時計」さんのYoutubeより リンク紹介

一方、旧宮家子孫からの皇籍への組み入れ・宮家設立に関しては、昭和天皇の長女が嫁いだ繋がりをして東久邇家を殊更に強調する発言も見られました。
これは、「皇位は家族のものではなく」という話の趣旨と矛盾するものであり、昭和天皇家族の繋がりを従来の皇位継承順(神武一系の正統)を超えて優先する考えとなります。
昭和家族による皇位・皇族身分の私物化と見られかねない論法であり、そうした形で「女系」(母親由来)の繋がりを優先・是認するのならば、今、直接的に時の天皇の娘を重視しても良いではないかと、直系継承(女性・女系継承)の正当化にも繋がる論となります。

やはり、天皇・皇位継承を論ずる上では、基本となる王位皇位の世襲方法分類:直系継承と一系継承の文化的相違は踏まえておかなければならないものであり、この面での議論の前提整理、底上げが必要と考えます。

王位皇位の世襲方法分類 直系か一系か

【Youtube】 小中学生のための天皇・皇位継承論 1 前半

「小中学生のための天皇・皇位継承論  1  前半」を Youtube に登録しました。
大人も含めてご覧いただければ幸いです。

1時12分ほどのスライド(文字、絵)動画です。

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「小中学生のための天皇・皇位継承論  1  前半」
・小中学生への期待 裸の王様を言うのは子供
・基本と応用、基本が大切
・基本1 王位・皇位の世襲方法分類 直系継承/一系継承
・基本2 王皇制の危険性・リスク 王統断絶・国王処刑・恐怖政治
・基本を踏まえての日本の皇位継承
・皇位は預かりもの 皇位の私物化は許されない 君民共治 シラス

後半は、あらためて来週以降に登録の予定です。

シラスと皇位継承 シラスが成り立つのは無私抑制の一系継承:傍系移行=天皇の国譲りによってこそ

天皇の存在意義・憲法1条で国民の総意に基くとされる根拠は和:君民共治の感化・体現であり、神話の言葉で言えば「ウシハク」(力は正義、正義は力の覇道・収奪政治)とは別の「シラス」(対話による普遍的な理念の編み出しと感化・共有による君民一体での天道政治)となります。
そして「シラス」を担保するのが、天皇自らが皇位を私物化せずに無私抑制により傍系に渡す一系継承であり、傍系移行は神武系における時の本統から別系統への「国譲り」の意味を持ちます。

「ウシハク」(うしはく:主はく)と「シラス」(しらす:知らす・知ろしめす)を解説する論は様々にありますが、皇位継承と絡め、特に一系継承・傍系移行と絡めて解説する論はほとんど見受けません。
「シラス」と皇位継承は無関係ではなく、一系継承による傍系移行=神武皇統内における国譲りがあってこそ「シラス」は成り立つ形になります。

「民のかまど」の様に民から既得権層が収奪をする形ではない君民共治を成り立たせる意味で、既得権層の固定化を崩す仕組みが重要となります。
最高存在である天皇が皇位を私物化・独占化せずに余力を残しつつもあえて自ら傍系に皇位を移行させることによる感化・抑制の効果は非常に大きく、これによって権力構造の崩し・転換が図られます。
この傍系移行を、天意(人の生死、男が生まれるか女が生まれるか等の人為の及ばぬところ)に基づき数世代毎に起こす仕組みが一系継承となります。

「シラス」を成り立たせるためには、天皇を最高存在と位置付けつつその最高存在が不定期ながら数世代毎に替わる、同じ神武系統の中で他系統に移るということが重要であり、天皇でさえ「国譲り」をすることで既得権層の固定化を防ぎ、民からの収奪体制の固定化・強化=「ウシハク」化を抑止するというのが「一系継承」の意味合いとなります。
そしてこうした和の継承、「シラス」の継承を今後も万世に渡って続けていこうという未来志向、未来への責任意識の表れが「万世一系」となります。

天皇の継承が直系で幾代も続くことは「シラス」の上で望ましいこと、好ましいこととは捉えられていません。
この意味で「シラス」における一系継承は、預かり世襲(非独占世襲)となります。

一方で「ウシハク」における王位皇位の継承は、分捕りもの・獲った者勝ちの論理に相応しい形で(当初は一系でもやがて)直系継承となり、利権世襲(独占世襲)となります。
西欧において王統皇統の断絶・国王の処刑・恐怖政治の歴史があったのに、日本では皇統断絶がなかった根本的な理由、王皇の位置付け・在り様の相違はこうした点に見出せます。
そもそも西欧における憲法は、王とそれに連なる貴族・既得権層による民からの簒奪に歯止めをかける意味合い、王側の権利を制限する意味合いの成り立ちとなりましょう。

「民の奔流」の恐ろしさ 王統断絶・国王処刑の西欧歴史

日本、天皇の在り様においては、そもそも「シラス」「君民共治」の理念が根幹になっての位置付け、存在となりますので、民主主義と矛盾する概念、対立する概念ではありません。
(日本においても、天皇が直接的に政治に関わる中で権力闘争の当事者となり、「シラス」というより「ウシハク」で近親婚・同族婚も含めて権力闘争をした歴史、皇族同士での殺し合いの歴史もあり、こうした中で女性天皇が生まれてきた経緯もありますので、過去の絶対是認、礼賛、無謬論というものではありません。
そうした経緯もありつつ、いかに過去を教訓にして方向転換、位置付けの転換を図り高めて来たかにこそ意味、価値があり、そうした先人の営み・積み重ね、伝統の昇華を有り難く受け継ぐ姿勢が重要と考えます。)

憲法2条における天皇の世襲規定にしても憲法14条の法の下の平等・出身差別なし規定とは矛盾しません。
日本の皇位継承は利権世襲・独占的な世襲ではなく、役割を預かる世襲であり権利を独占出来ない世襲・制限を受けつつの世襲となっているからです。

私は、神話を重んじそれ自体を天皇や皇位継承の根拠にする立場ではなく、「シラス」や「ウシハク」という言葉も積極的に用いず、今の概念・言葉として「力は正義、正義は力」「覇道」「天道」「民のかまど」「君民共治」などの文言を用いて説明するのを基本とする立場です。
しかしながら、神話の理念を否定する立場ではなく、むしろ古今東西、現在でも通用する普遍的な価値観、理想像を表現している面があることを踏まえ、先人の知恵の深さ・卓越に驚嘆しつつ、うまく活かしていく重要性も認識する次第です。

神話そのものの立ち入った話は意図しませんが、今回のような「ウシハク」「シラス」「国譲り」といった言葉、概念は、平明な形で現代の言葉、概念に置き換えることが出来、理念:和を明らかにすること、昔から繋がっている様子を明らかにすることに有効と思いますので、適宜紹介、文言づかいをしていくのが良いと考えているところです。

「シラス」の理解、捉え方も、文献や資料に当たる側、他者説明を聞く側における基本的な「和」の踏まえがあるか否かで変わってくる形となります。
「和」の踏まえがないと、本来見えるべきものが見えない、気付くべき繋がりに気付かないという形になります。
ネクタイは結べても角帯は結べない、袴を着けられない、などなどの和文化伝授の崩れがあり、あらためて衣食住の基礎根本に根差した和の心得、体得が重要となります。

そもそもの天皇の役割足る「シラス」と、天皇を天皇足らしめる根拠法則である「皇位継承方法・一系継承」が無関係であるはずはないのに、和の基本的な踏まえがないとその関係性・相互の繋がりについて思いが至らない形になってしまいます。
当然ながら「シラス」の本義の捉え方も浅くなり、「皇位継承方法・一系継承」における本義、なにを変えなにを変えないか、過去において踏襲の好例とならない教訓例とはなにかというものが見えて来ない形、理解出来ない形、誤って捉え違える形となります。

上記の様に、日本の皇位継承・一系継承は、男系で繋がれば良いという継承方法ではありません。
天皇自らが天意に基づき抑制的に「国譲り」を行うことで「シラス」の体制を守り、「ウシハク」化を防ぐというのが重要となります。

現行法制において、女系天皇以前に男系女子による女性天皇自体が排除されている理由、養子が禁止されている理由も上記によるものとなります。
女性天皇や女性宮家論、養子論は、時の天皇一家が「国譲り」を拒否して独占私物化を図ろうというものに他なりません。安定的な皇位継承どころか、皇位自体・天皇の存在意義自体を損ね無意味にする大愚となります。

医学の進んだ現在において、今後は皇位継承における「男女産み分け」が議論テーマとなる局面が来るでしょう。
今でも、男系で続けば良いと浅薄に捉える層は、産み分けであっても構わないとの主張をしています。
非常に危険なことと捉えます。

「シラス」、皇位継承においては、和の心、天意従容が重要な価値観となります。
それを人為で曲げ、結果だけを作り糊塗するやり様は「シラス」とは対極の「ウシハク」となります。
そうした形での継承により生じた天皇が、「シラス」を感化し守る「象徴」となり得べくもありません。

皇位継承の本義、和、「シラス」:君民共治を成り立たせるための一系継承:傍系移行:天皇による国譲りの無私抑制の凜、美しい理念性、強い価値観を解さぬ者は、単に男系が繋がれば良い、皇統から男系で繋がってきたことしか読み取れないという捉えを以て、全く和に反し、皇統を破壊するようなこと、一系継承の根本的な意味を損ね無にするようなことを平気で考え、恥かし気もなく主張する形となります。
非常に恐ろしいことであり、愚かな在り様となってしまいますので、重々戒めが必要に思います。

歴史好き、うんちく好き、特定の時代の継承に詳しい・勉強しているということと、皇位継承・一系継承を理解していることとは全く別となります。
現行法制の意味を解さず、そもそもの和、君民共治、「シラス」の捉え、感覚もなく、単なる表面的な法則性(男系繋がり等)を以てして理解しているつもりになることは、皇位を家督相続物感覚で天皇の子(娘)が継承する形で良いという人たちと変わらない在り様となります。

あらためてリベラルアーツというか、専門教科以外の文化伝統等も含めた「総合的な知」の重要性、文化伝統に向き合う「姿勢」の重要性を実感する次第です。
次世代を担う子供たちに、早い段階で伝えていくことが必要な姿勢とあらためて意を強くします。

シラスと皇位継承に関しては、王位皇位の世襲方法分類:図表も含めてスライド動画説明を Youtube に登録しました。
ぜひご覧いただきたく。

小中学生のための天皇・皇位継承論  1 前半
・小中学生への期待 裸の王様を言うのは子供
・基本と応用、基本が大切
・基本1 王位・皇位の世襲方法分類 直系継承/一系継承
・基本2 王皇制の危険性・リスク 王統断絶・国王処刑・恐怖政治
・基本を踏まえての日本の皇位継承
・皇位は預かりもの 皇位の私物化は許されない 君民共治 シラス

皇室典範11条による自由結婚 眞子内親王・佳子内親王

皇嗣殿下(秋篠宮文仁親王)の誕生日会見によると、眞子内親王と結婚のことについて話をする機会はないとのことです。
眞子内親王・佳子内親王においては、皇室典範11条の規定により自らの意思で民間に降下し、自由な立場で結婚する選択もあります。

皇室典範 第十一条 年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる。

眞子内親王・佳子内親王の結婚問題は、女性宮家(内親王の結婚後の公務継続等)の問題と連動する意味で皇位継承、天皇・皇族の位置付けとも絡んでくる話となります。

そもそも女性皇族の結婚は(内親王の場合であっても)皇室会議事項ではないと皇室典範において規定されています。
(結婚相手が皇族男子の場合に、皇族男子の結婚の適否という意味で皇室会議の議が必要という位置付けです)

立場の公私という意味で、皇室典範では以下の明確な区分けとなっています。
公:皇室 皇族・殿下 民間女性も結婚で皇室に入れば皇族・殿下
私:民間 皇族も民間に降りれば殿下身分はなくなり私人に

眞子内親王は当初より女性宮家を前提とせず結婚降嫁を前提として小室氏との結婚の話を進めてきた経緯であり、佳子内親王もこれに寄り添う立場と見受けます。
今後上手い形で皇室として結婚の話が進めば良いですが、そうでない場合には、お二人とも自らの意思で自由な結婚を進める法的な保障はしっかりとある形になります。

それが皇室典範11条の規定となります。
当人の意思で、皇室会議の議を経て民間に降下が可能です。
民間人となった後は、当然のことながら当人同士の意思(両性の合意)により結婚は可能であり、自由に結婚出来ることになります。

皇統の維持、皇室運営は、皇族男子とその結婚相手(民間女性等)によって可能であり、皇族女子は結婚により皇室会議の議の必要なく皇室を離れて良いというのが皇室典範の枠組み、捉えになります。
これは内親王、天皇の姉妹でも同様です。

昨今では、皇族女子、内親王に過度な期待や役割を求める意見もある様子ですが、これは大きな捉え違いとなります。
皇位・皇統、皇室運営は皇族女子の結婚・降嫁に依存するような軟なものではありません。
皇室典範の規定に基づき粛々と進めるのが相応しい形となります。

皇室内部の思惑、駆け引き等々については、外部一国民の立場で分かるものではありませんが、結婚・出産というのはやはり年齢と密接に関わるものであり、時期を逸すると一生の後悔にも繋がる話となりますので、当人の意思を最優先に段取りを進めてもらいたいものと思います。

世代連鎖の豊かさ幸福の尊重は和:民のかまどの根幹ともなります。
前の内親王が結局結果として出産のない形となっているのは、国民的には痛みとなっている面があり、繰り返して欲しくないという気持ちは皇室の存在意義とも絡む形になり得ます。
(内親王の結婚・出産を犠牲にしなければ皇室運営が出来ないのか?
との疑念が生じかねません)

女性宮家や内親王の結婚後の公務継続等は、皇室と民間:公私の枠組みを崩す私物化・利権化、破壊となります。
当人の意思に反して個利個略の駒として利用するような形は許されるものではありません。

あらためて皇室典範11条の規定を公論化し、内親王がいざという際には自らの意思を具現化出来る環境を整えておきたいものと考えます。

女性宮家(内親王結婚後の公務継続等)における皇族身分の私物化・利権化