万世一系は過去の礼賛、無謬論ではなく現世を縛り未来に和の普遍理念を繋ぐ美称表現

日本の皇位継承の歴史においては道鏡事件もあれば南北朝の分裂もありました。
これらは今現在でも隠蔽されることなく皇統・皇位継承議論における基本的な要素として捉えられています。
国の歴史、人のすることはきれいなことばかりではなく、迷いや誤りもあっての積み重ねとなります。
過去に悪事や悪例がないことが重要なのではなく、いかにそれらを修正し高めて来たかこそが重要であり、そうした先人の蓄積、伝統の昇華が尊敬、誇り、役割意識、責任感に繋がります。
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皇位は預かりもの 君民共治

日本の天皇存在、皇位継承を理解する上で重要な視点を挙げるなら、それは「皇位は預かりもの」「君民共治」という捉え、「和」と密接に繋がった概念です。
皇位は天皇一家の私物、家督、相続物、利権とは異なるものです。
皇位の私物化は許されません。
それ故に「皇室典範」という法で継承のルールが定められているのです。
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