万世一系であり万世男系ではない

日本における皇位継承は一系継承:「万世一系」であり「万世男系」ではありません。
男系で繋がればよいという継承方法ではない点が男系派に限らず主要メディア、論壇でも理解出来ていない様子で、これが皇位継承議論が本筋からズレて深まらない原因になっているものと捉えます。

一系継承の本義、本質はより積極的な傍系移行です。
皇位を私物化せず、わが物、わが一家の物として囲わずに傍系の他家に渡す抑制、凜こそが重要となります。
重要なのは一系継承であり男系継承ではありません。
男系で繋がっても私物化の継承、卑しい継承はあり得ます。
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尊皇の本質は尊“皇統”

皇位皇統、天皇を論ずるにおいて注意をしなければならない重要かつ基本的な認識、姿勢として、尊“皇統”と尊“時の天皇(一家)”の相違認識、区別があります。

平時においては「皇統≒時の天皇」と同一的に捉えられることも多く、そうした意味で「承詔必謹」など時の天皇、その意図・言を重んじる考えも残されています。
しかしながら、一旦緩急があった際には目先の尊皇・勤皇とは別に皇統こそを重んじるべき、たとえそれが時の天皇の意向にそぐわない形であってもという尊皇=尊“皇統”の究極は、道鏡事件における和気清麻呂(わけのきよまろ)の例(後に正一位に叙位)でも明らかなところです。
日本における天皇の意味合い、位置付けは「個人崇拝」とは全く別のものとなります。 “尊皇の本質は尊“皇統”” の続きを読む